建築リフォームの勉強

札幌にきてすぐ職業訓練で建築リフォームの勉強をしたのですが、そのきっかけはこんな感じでした。
 
雇用保険受給のためにハローワークに行ったところ、職業訓練というものがあることを教えていただいたのですが「でも申し込み、明日までなんですよね~」と。
 
どうしようか。でも提案されたからにはとりあえず受け止めてみよう。
 
そのとき受けられる科の中で興味のあったものは建築リフォーム科でした。レンタルスペースやシェアアトリエを運営するのには、どこを借りるにしてもリフォームの知識は必要だと思ったのです。
 
その日家に帰って受付用の証明写真を用意し、受講したい理由というちょっとした小論文(?)を書き、そして受験日に重なってしまった旅行の飛行機と宿を取り直し、次の日またハローワークに行って受付書類を提出したのでした。
 
選考試験の日、会場には定員の2倍の人が受けに来てました。
試験は筆記試験と面接で、中学校程度の漢字の読み書き、計算問題、図形問題など。
説明会に参加できなかった私は、面接で質問にほとんど答えられず。「最後に何か言いたいことないですか?」との質問にだけ、「将来シェアアトリエをやりたくて、空き家を利用するときに使える技術だと思う」という内容を力説しました(笑)。
 
絶対落ちると思っていたけど、その後受講可の通知が。
そして半年間、給料と交通費をいただきながら毎日9時半から15時半、高校生のように通いつつ、建築リフォームの勉強させてもらったのです。
 
実習では実際に5坪程度の平屋建て住宅を新築、そしてリフォームしたあと解体。
住宅の構造や法規、耐震診断、設計、CADなどを勉強して、建築CAD2級も取りました。
 
こうした知識はきっと、シェアアトリエ物件を探したり維持したりするのに役立つだろうし、内装業者に頼むとしても知識があるだけで違うのかなと思います。ほんとにこういう制度はありがたい!
 
シェアアトリエを作る時も、学ばせていただいた知識を生かしていけたらと思います。