縄文時代愛

縄文時代が好きです。
弥生時代から始まった稲作のせいで、人間は自由を失ってサラリーを得る生活になってしまった、なんて勝手に思っております。
 
弥生時代の土器の、なんと機能重視であっさりしたこと。
稲作が始まったことによって生活が安定したと歴史の本では言ってますが、そのおかげで土地に縛られ、一年中作物の世話に追われることになったのです。土器の図柄を考えているヒマなんてありません。
 
その一方で縄文時代は協力して狩りをしたり、採集中にコミュニケーションを取り合ったり、焼き物や装飾品を工夫したり、なんて人間らしい生活なんでしょう。土器には創意工夫が溢れています。
縄文時代は争いがほとんどなく、弱い者を助ける福祉もあったといいます。
 
北海道は弥生時代がなく、続縄文時代からアイヌ文化へと続く珍しい場所。それだけ食べ物が豊かだったのでしょう。アイヌの方たちの高い芸術性は、その豊かな土地があったから生まれてきたのだと思います。
 
縄文人と弥生人の違いは、クリエイターとサラリーマンに似ているかもしれません。
自分の好きなことをして自由に狩りに行くけど収入が不安定なクリエイターと、収穫に追われて人間らしさ、自分らしさを後回しにしてしまうサラリーマン。
 
せっかく生まれてきたんだから、よりストレスの少ない楽しい人生を生きたいですね。