会社には一定の障がい者の方を雇用する障がい者雇用率制度というものがありますが、それをコスト増ととらえることに以前から違和感がありました。

会社には一定の障がい者の方を雇用する障がい者雇用率制度というものがありますが、それをコスト増ととらえることに以前から違和感がありました。
 
誰にでも得意なことと苦手なことがあって、それぞれの人の得意なことをうまく組み合わせて経営していくのが会社の仕事だと思うのです。それは障がい者であってもなくても同じことで、それによって大きな仕事ができるのが会社というたくさんの人がいる場所のメリットなんだと思います。
 
学歴だって能力の一部だし、運動能力だってそう。計算が速かったりアイデアを出すのがうまかったり、いわゆる美人だったり、手先が器用だったり、気遣いができたり、それぞれ得意なことで仕事をしたらいいと思うんです。
 
目が見えなくても耳が聞こえなくても、片手が使えなくても、少しの工夫で仕事はできます。他の人と同じようにしようとするからコスト増って考えちゃうんです。
 
すべての人が自分の得意を活かして、そして他のことが得意な人の力をかりて、お互いが協力しあって生活できたらいいな。
 
私はそんな得意を活かせる暮らしを後ろで支える黒子のような人になりたいです。