日本を感じるデザイン

少し前に、ゆいろで「日本を感じるデザイン」を作っていきたいということを書きました(https://www.facebook.com/yuirocafe/posts/186571288483041)が、それは私が「旅」好きなことに関係があります。
 
「日本っていいなぁ。」と思ったきっかけは海外旅行ですが、日本国内も全都道府県一通り行っていて、いろんな街を見てきました。
どこへ行っても昔からのお祭りや名物の食べ物、風景などに驚かされたり感動したりして、ここに住む人たちがどういう理由で何を大切にしてきたのか、とても興味深かったのです。
 
明治以前鎖国していた日本は、風土に合った文化が育っていました。グレー色だけでも100種類あるほど微妙な色使いだったり、狭い土地ならではのリサイクルの工夫だったり、直截的でない粋な言い回しだったり、どれも大事にしたいことばかり。
でも明治に入って海外のものが強制的に取り入れられたことによって、失われてしまったものも大きかったのです。
 
そういうものを、私も勉強しつつ再認識していきたいと思いました。
でもそのまま復刻するのは新たなものを生み出しません。
 
私がやろうとしている方法は、日本人がこれまでしてきた「明太パスタ」「あんパン」のような、外から入ってきたものを日本のものにしてしまう”適応力”を使うことです。日本のものと他のものを組み合わせてみる。
 
そうすることによって、新しくしかもなにか懐かしいモノが生まれ、日本の文化やデザインを抵抗なく学べる場ができるのではないかと思っています。