なんもなんも

北海道の方言の「なんもなんも」という言葉が好きです。
「いいいんだよ。そんなこと気にしないで」みたいな意味で、謝ったときに返してくれる言葉。
なんてやわらかくて愛のある表現なんでしょう。好きというより、いとおしい気持ちになります。

北海道はあまり方言がないと言われますが、住んでみるといろいろ気づきます。「投げる(捨てる)」「手袋を履く(はめる)」など有名なものもありますが、「なまら(すごく)」はかしこまった場所では使わないんだなとか、「コーヒー」「イス」「大通り」など一番前にアクセントがくるんだなとか、旅行では気づかなかったことがたくさん。

「~したっけ(~したから)」「押ささった(押されてしまった)」とか聞くと、ほんわり優しい気持ちになります。なんでそういう気持ちにさせてくれるんでしょうね?

札幌の人は意見をはっきり言ってきつい感じを受けることがあるけど、距離が近くて愛がある感じがします。

たぶん、これからどこに行ってもこの方言を聞いたらあったかい気持ちになるんだろうなぁ。